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2011年1月18日 (火)

無洗のススメ

 うちのゼミの女性陣になんと言われるだろうか。きっと思春期の女の子たちが父親に理不尽に示す「パパのパンツと一緒にしないで!」攻撃と同等のものを喰らうかもしれない。どんなに真面目な顔をして諭しても聞き入れてもらえず、「そんなこと言ったって、先生はどうせ…」と腹の内ではそっぽを向かれるのだろう。

 それでも今日ここにカミングアウトしようと思う。
 私はこの一年、髪を洗ってない!

 この書き方では少々誤解をまねくから、正確に記すが、「髪を洗っていない」と言っても汗を掻いたままフケだらけにしているわけではなく、“シャンプーを使って”洗ってはいないというだけのことだ。しかもこの一年間に10回程度はシャンプー使用の洗髪もしているわけで、月一回の頻度では紛れもなく洗っているのである。あくまで“ほぼシャンプーなしで”洗っているというだけなのだ。
 え、それを言っても印象は一緒だって・・・。

 私が髪をシャンプーで洗わなくなったのには、きっかけがある。
 毎年末、きまって仕事納め翌日の12月29日から一泊二日で大学時代の親友らと温泉旅行に出かけている。「今年一年頑張ったぁ!」という自分たちへのご褒美であり、「今年もみんな元気でよかったね」という互いの確認作業でもある。それは“煤払い”的なたいそう大事な恒例行事なのだ。行きの電車に乗り込んだ瞬間から缶ビールを開けて乾杯し、翌日帰宅する寸前まで、ただただアルコール漬けになる。毎年思い出話にふけるのだが、その思い出話だって毎年同じものだ。
 そんな不品行な旅行だが、本来、煤払いは、神聖な日に行い、終了後に神酒や赤飯を供えるということだから、そんなに趣旨から外れてはいない気がする(笑)。

 そうだ、洗髪の話だった。
 宿に着くなり、みんなで温泉に入りにいこうとなり、思い思いに湯につかっていると、親友Kが洗い場へ向かう。そして洗面器に汲んだお湯のみで髪を洗い始めた。
 そう、彼がシャンプーなしの洗髪をするきっかけとなった張本人である。聞くと「もうだいぶ前からやってるよ」とのこと。で、全然問題ないというのだ。さすがに夏場はシャンプーを使うことがあったそうだが、やり始めて数週間で頭皮の感じが良くなっていったのだそうだ。
 適度の油分まで取ってしまうシャンプーは体に良くないのでは?というのが彼の持論である。

 その話を聞き、直感的に合点がいったのと、中二の時に習った英語教師(女性)が「髪を洗うのは二日に一回でいい」と乙女心満載の女子中学生に向かって臆せず主張していたのを思い出し、さっそく昨年正月からそのポリシーを私も押し通すことにした。(ちなみに、元旦の「一年の計」で達成できたのは、これぐらいか…)

 たしかになんともない。シャンプー洗髪していた以前とそれ以後で、感覚的にはまったく遜色ない。ただ、それが自覚の問題で、私が気づいていないだけかもしれないおそれがある。それは困る。

 そこで、「お前は汗かきだから、すぐに頭が臭くなる」と言ってガシガシ息子の頭を洗っていた母親(ちなみに実家は床屋です)で試してみることにした。
 帰省していつものごとく散髪を頼み、シャンプーをする前おもむろに「俺の頭、匂う?」と聞いてみた。「何を唐突に聞くのだよ、我が息子よ」とやはり訝しげな表情をしつつも、血のつながりはそれをも可能にしてしまう。
 「別に匂わないけど」と答える母親に、我はしたり顔。

 「あのね、しばらくシャンプー使って洗ってないんだよねぇ」

 そんなはずはない、とスキンシップによった母親特有のセンサーばかりか、職能までをも否定され、母親、ただただ苦笑い。
 実験成功!

 気をよくした私は、調子こいて、そのまま夏をやり過ごしてしまった。時折、妻にも(嫌な顔をされながら)確認してもらい、女子大生対策も抜かりなくやった。
 シャンプーなしでもま~ったく平気なのである。

 シャンプーの歴史を紐解いてみると、全国的に広がりを見せたのは、たかだか50年に過ぎない。それまでは石鹸が使われており、さらにその前(明治以前)は水や灰汁・植物で洗濯をし、小豆や大豆のの粉に香料を入れた洗い粉などで身体を洗っていた。
 1938年(昭和13年)には、花王石鹸が「新花王シャンプー」を発売し、“今日は髪を洗う日”という新聞のキャッチコピーで石鹸、否、席巻していく。その後も“ムチャです。大切な髪を・・・石鹸や洗剤で洗うのは”(昭和30年)、“5日に1度はシャンプーを”(昭和34年)などの新聞広告で、シャンプーは市民権を得ていくことになったのだった。

 シャンプーを使わないのであれば、当然、体も基本洗わない。同じ体内で首より上と下とで矛盾があっては、私(のポリシー)は引き裂かれてしまう。
 頭を実験したのであれば、全身も試しておこうと、先日、近所にできた日帰り温泉
宮沢湖温泉「喜楽里別邸」でアカスリを試みた。

 アカスリの前には90分ほど宮沢湖界隈の峠を上り下りのジョギングを決行。受付では、韓国訛りで受けた助言に忠実に20分以上は湯につかって体を温めた(ふやかす?)。これでアカ出放題の万全の状態となった。
 ほぼアカスリ作業が終わる頃、「韓国の人はよくアカスリをするんですか?」等々、不必要な質問を並べ立てた後、「結構アカが出ているほうですか、ワタシ?」と聞いてみた。フェティシズムとも受け取られない質問だが、こういったことは意外にみんな聞き出してみたいもの(ですよね?)。だからなのか、担当の女性も表情を変えずに回答してくれた。

 「お客さんはアカが出づらいね。本当ならもっとデルヨ。ちゃんとお風呂にハイッテタ?」

 前にソウルでやった時もそうだったが、韓国の人の気質なのか、アカスリ業に就く人の性分なのか、はたまたアカスリではそれが“作法”なのか、判然とは分からないが、私の扱いがぞんざいである。
 それでもやはり我はしたり顔。十分な下準備を怠ったからでもなく、アカが出づらい体質なのでもなく、私が清潔なのである。その一言に尽きる!

 でも床屋の息子として、親の職業妨害をするのはなんとも気が引ける。でもそこには矛盾が実はない。読者の皆さんには、こう呼びかけようと思う。

 月に一度ぐらいはシャンプーで髪を洗いましょう、床屋さんでね♪
 

〈参考〉
 山中登思子、小泉まき子 『なっとくのシャンプー選び彩流社

【地球の食卓(石川編) No.3】
古久や(こくや)

埼玉県飯能市八幡町6−9
042-972-3215

Img_1171

 飯能の老舗うどん屋さん。店内は決してキレイとは言えないが、それが「味」になっている。階段や入口の雰囲気が、非常に母親の実家の家屋に似ていて、どことなく懐かしくなるのだ。
 讃岐のようにコシのあるうどんではないが、これはこれで人気がある。土曜のお昼、家族で来店。

 肉つゆうどん・並 680円
 天ぷら・かき揚げ 100円
 Img_1169

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コメント

石川ゼミの女子のみなさま! (っていうか、ゼミ大丈夫?←余計なおせわ)
もし石川一嘉がくさくても、参考文献『なっとく!のシャンプー選び』のせいではありませんから!断じて!
…でもそうなんだよね、私も子どものころ、「きょうは髪を洗う日」っていうのがありました、週に一回。
どう考えても現代人は髪を洗いすぎです。
しかも!ハ○とか気にしている男性諸君、「朝シャン」は高校生の特権かのように言われていますが違います。20代男性(サラリーマン)がダントツ多いのです。
面白いのは、ハ○だの、髪が傷むだのの悩みを解消しようと思って、
みなさん逆にシャンプーにその効能を求めていること。
逆なんですって。そのシャンプーこそがその悩みを助長している可能性大です。
ですから、髪を洗う回数を減らし、せめて使うなら石けんシャンプーがお勧め。
でも使いにくいのでは、とかビクビクしている貴方は、『なっとく!のシャンプー選び』をお勧めします。

今思い出しましたが、

作家の五木寛之さんや遠藤周作さんも、ほぼまったく
シャンプーなどしていないことをエッセイーで書かれていたのを
覚えています。

身体からは必要な脂分が出ているので、それを毎日のように
取りのぞくとよくないとのこと。確かにそうだろうと思います。
(石鹸で体を洗うときも手で洗う方がいいという話もどこかで聞きました)

また、歯を磨くときも、歯磨き粉はほとんど必要ないようです。

ちなみにこれらすべて実践しましたが、そのとおりです。

インドなどでは泥だったかを使って洗っていました。
そのような土地でも。今ではもうけようと、
洗剤会社の宣伝普及で石鹸やシャンプーを使う習慣
が子どものときから刷りこまれているようです。

まあ、人間は肌身(骨身?)を削ってまでも経済発展に
つくす生き物なので、えらいなあ~とも思います。
(私は健康を犠牲にしても情熱的に生きる姿も好きです)

たぶん毎日洗いまくる人も好きでやっているんだから
(身体の手入れって楽しいですよね)、いいよね~と、
応援しています。

でも、習慣って怖いですね。おそらく死ぬまでやめないと
思います。

出口さん、コメントありがとうございます。
なにを隠そう、彼女はこの本の編集者です。そしてやや口が過ぎたコメントですが(笑)、旧知の仲なのでご安心を。
もし興味が沸けば、本の注文を。彼女、喜びますんで。

私もオーストラリアにいたときハイキング(キャンプ?)に行ったときに
4日間ぐらいお風呂に入れなかったのですが、さすがにそれは臭ったみたいです。(笑)
そんな経験があるので、私はどんなに石川先生が洗っていなくても嫌いになったり
引いたりしませんよ♪他のみんなは知りませんが。(爆)

確かに現代人(とくに日本人!!)は潔癖すぎるなーと思います。
こんなに「除菌」、「消臭」、「消毒」の世の中なのに・・・。
以前サークルの合宿で草津に行ったときに、「せっかく温泉に来たんだから☆」と
先輩たちから一緒に入ろうと誘われたときに、「お風呂は1日1回で十分じゃないですか?」と
呆れつつ真顔で返して断ったらその先輩たちは1日に5回も入っていました・・・。
江戸時代から「日本人は風呂好き」で有名でしたが、さすがにこれは引きました。(汗)

私の場合、夏はたくさん汗をかくので洗いますが、冬場はそんなに・・・ってカンジです。
ちょうど母とお風呂の話をしたときに、「体はそんなに洗わなくても平気だけど、
頭は1日洗わないだけでベッタリするんだよねー」と言っていました。
人によっては石鹸などの手を借りてキチンと洗わなきゃいけないというケースもあるようです。
確かタモリさんは体を洗わずにかけ湯だけして熱い湯船に入るんだとか。
「体の汚れの70~80%はこれで落ちるよ」とか言ってたので、冬にお湯をためたときは
たま~にやります。

要するに「人間、そんなに洗わなくても死にゃあしない」ってことですよね。

大木さん、コメントありがとう。
ゼミ生のひとりからは嫌われていないようで安心しました(笑)。
ただ、温泉だけは例外です。私は1回行ったら少なくとも3回は入りますよ。あれは湯治の意味合いが強いですから。I love 温泉 very muchで~す♪

辞書をみると、

シャンプー(shampoo)って、ヒンディー語のchhampo(aの上にバー)
という「押す、マッサージする」という意味の語からきているようですね。

ということで、もともとは「(入浴後に)マッサージすること」がその意味する
ところだったようです。

石川先生が正しい!2月5日でしたっけ、JICA地球ひろばでの講演会でも
がんばって、「無洗のススメ」をムスメたちに。

人間臭い人がもっと増えるといいなあ~。

写真は典型的な武蔵野うどんですねhappy01
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E8%94%B5%E9%87%8E%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93

櫟庵はそばか・・・

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