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2011年2月 2日 (水)

エゾシカ肉のお味

 2月27日に出場する東京マラソンに向けて、突如、練習のペースを上げている。期末試験対策は決まって一夜漬け、長期休暇の宿題は残り3日で片付けていた(帳尻を合わせていた!?)幼少時の私は、大人になっても変わるはずがない。人生において首尾一貫した方法論をとらせていただいている。それが成果を上げるとは到底思えずとも、とりあえずやろうとするのは虚しさ極まるけど、偉いじゃないかとも思う(ようにしている)。

 近頃、八王子キャンペスへ出講する際は“出勤ラン”だ。自宅から箱根ヶ崎駅(最寄より二つ先)までの9.5kmと、高尾駅から八王子キャンペスまで2.3km。帰りはその逆といきたいところだが、気力がもたないので箱根ヶ崎のひとつ先まで行き、金子駅から自宅まで4km弱のコースに短縮して帰宅している。
 もちろん仕事道具と着替えを持っていかなくてはいけないので、パンパンのリュックを背負ってのランであって、かなりの負荷がかかっている。最近はゼミ合宿が迫っているため、グループ活動が佳境にあり、PCだのハードディスクだのそれ関連で持っていく荷物がいっそう増えている。
 傍目に観たら、私がどんなシチュエーションで走っているのか、まったく想像できないだろう。しかも茶畑のド真ん中を突っ切っていくので(自宅は狭山茶の産地近く ※写真参照「夕日に映える茶畑とボクの影」)、「ヤツはどこに向かって走っているんだ?????」となおのこと訝しがられるだろう。Img_1227 以前、テレビで聖地バラナシまで手だけで進むインドの修行僧(のような一般人?)を紹介していたのを観たことがあるが、彼を見る目と私を見る目は、奇異であるという点において一緒である。

 通勤ランはおススメだ。「仕事前に走っては疲労困憊で本末転倒」とお思いの方が大半かと思うが、むしろ仕事の効率が上がっている気がする。通勤ラン後はほどよい疲労感が襲い、それがいずれスッキリ感に変わる。頭がミントガムを噛んだような感覚である。その勢いで一気に仕事に入り、ギアを上げる。前までは昼下がりのウトウトは必至だったが、その回数と時間は減少に転じている。

 とはいえ、1時間近くも走っているのだから、そこで何もしないではもったいない。Podcastで英語学習をしたり、ニュースやビジネス情報番組を聴いたり、落語を楽しんだりしている。
 先日はラジオ片手にJ-waveを聴いていたら「エゾシカフェ」というカフェが紹介されていた。毎週金曜だけ三軒茶屋で営業している自称“日本初のエゾシカ専門カフェ”である。店主はエゾシカ肉の卸業をしており、鶏・豚・牛しか肉の味を知らない皆さんにエゾシカ肉の美味しさを分かってもらい、「エゾシカLOVE♪」になってもらうのがコンセプトなのだそうだ。いわばアンテナショップ的なカフェである。

 どうしてこの話題に引っかかったかというと、我が家でも以前エゾシカ肉を購入し、ハンバーグにして食したから。(下記の【地球の食卓(石川編) No.5】参照)

 今、北海道にはエゾシカが64万頭棲息していると言われている。この数字が彼らにとって適当なのかどうか分からないが、少なくとも人間にとっては農作物や高山植物を食い荒らし、農林業被害が年間50億円超にのぼる厄介な動物であって、適当数ではない。しかも繁殖力がハンパでなく、2歳以上の妊娠率はほぼ100%、毎年1頭ずつ子を産み、放っておけば個体数は4〜5年で2倍になる。
 暖冬による冬期の自然死亡数の減少やもともと天敵であったエゾオオカミを“害獣”として駆除し、絶滅したことが影響している。エゾオオカミを勝手に“害獣”と言うのもどうかと思うが、「食い荒らし」「被害」「駆除」という表現自体は“ヒト目線”である。

 エゾシカの爆発的増加の背景には、他にハンターが高齢化して駆除が追いつかないということがあるが、問題の本質ではない。1860年代以降、本土から「和人」の本格的移住にともない、外貨獲得のためエゾシカの乱獲が発生。それまではアイヌの人々が必要な分だけを狩猟する生活が脈々と続けられていたが、その自然への畏敬と理解は無下にされていく。
 その後、明治政府が狩猟規制でコントロールしようとするが、対策はチグハグで、禁猟とその解禁が繰り返された。梶光一教授(東京農工大学大学院)曰く、「1980年代までのエゾシカに対する対応は、基本的に長期的視野をもたない乱獲と禁猟の繰り返し」であった。46億年もかけて構築されたバランスで成り立つ地球のシステムは、そうやすやすと変更できるはずがない。それがマイナーチェンジであってもだ。

 ただ、これら言動を“ニンゲンの驕り”であるとして自らを戒めるのは、もはや旧聞に属する話であって、何かが変わっていくという期待感を抱かせない。恐竜という強烈な個性をもった動物が謳歌を極めた時代があったように、今、地球はニンゲンという特異な動物種を抱えた時代にあって、それもまた地球の人生における運命であろうと考える。
 そうであれば、ニンゲンの言動が変わるのは、隕石衝突説のような青天の霹靂以外ありえないことなのかもしれない。

【参考】


【地球の食卓(石川編) No.5】

 エゾシカ肉ハンバーグ(自家製)

 鹿には紅葉が取り合わせであることから、鹿肉を「もみじ肉」と言うのだそうです。味は、、、あんまりよく覚えていません(食べたのは昨年のことですし)。覚えていないぐらいなので、そんなにクセがなく、フツーに食べられるものでした。
 下写真は、左から「焼き始め」→「ひっくり返し」→「出来上がり」です。

Img_1014Img_1017_3 Img_1016_4

 我が家では「大地を守る会」から一部食料を宅配購入しています。「大地を守る会」は、「たべまも」キャンペーンを行い、それとリンクする形で「食べること(利用すること)で生態系を守る」ことをしています。エゾシカ肉の販売はその一環です。
※「大地を守る会」ホームページ:ローカロリー、鉄分豊富で女性から注目。生物多様性を守るエゾシカ肉をウェブサイトで常時取扱開始

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コメント

鹿肉の話、面白かったです。

そういえば、
シカ肉は英語でvenison というようで、ニュージーランドでは
放牧というか繁殖させてヘリコプターかなんかで追いかけて
網をかけてつかまえていたように思います。

なんとなく食べ慣れてないものだけに、ちょっとかわいそうな
気もしましたが、おいしそうな気もしますね。

北海道ではシカ肉もクマ肉も売ってたように記憶してます。

日本はクジラの養殖なんてのもそのうちやりそうですね。

蝦夷鹿は北海道産のニホンジカをいうそうですが、
いくつかの亜種があるとのことで、ちょっと違って
いるのかも知れませんね。

なんか味に関する記述はないかな?と思って見てたら、
「葦原の鹿は其の味爛(くさ)れるごとし」常陸風土記
というのがありました。

これはまずいと言ってるのか熟成していて?おいしいと
言っているのか?

そのほかのものでは「肉が美味」とか「臭(か)あるもの」
というのも見られましたが、よくわかりません。

昔食べたときも大和煮みたいになっていて味はよく
わからなかったような。。。

食べてみてもシカ(はっきり)とはわからず。。。(笑)

2月7日の朝日新聞のThe Author というところに、
『Born to Run』Christopher McDougall が出てました。

「何かに行き詰ったとき 走れば、問題は解決する」

とありましたが、まあ、どんな問題かが問題ですね。

石川さんみたいに以前は、その時間の有効活用?
を考えて音楽を聴きながらルームランナーなど使って
いたときがありますが、今は、走りながら一種の、迷走
じゃなかった、瞑想状態になるなあと思い、やめました。

1時間ぐらいだったら、そういうのもいいかも知れませんよ。


たまたま、ローカルTV番組をみてたら、
「鹿肉の試食会」を伝えていましたので、
またまた、書きますね。

鹿肉料理には、
カルパッチョやにぎり寿司もありました。

食べていた人の感想は、

「臭うて固いんかと思ってたけんど、
やわらこうくて思ったよりええな」

というものでした。
(こういうイメージがあるんですね)

徳島県では県内にいる1万3000頭の
鹿を8000頭にまで減らしたいようです。
つまり、5000頭の鹿肉が市場にでるのでしょう。

市場に(ヒジョウニ)うれしい?

森井さん、基本、わたしもランニングの時には何も聴かないでいました。そのほうがいろいろアイデア浮かんできますよね。それにイヤホンからの音は「雑音」的に感じちゃいますし。
あんまりせこくならずに、時間を豊かに使いたいですね。

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