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2011年5月12日 (木)

お金のことを知らない

 非常に日常お世話になりながら、実態をよく分かっていないものがある。
 「お金」である。

 ろくに貯蓄すらしてこなかった(というか、できなかった)私も結婚して夫婦となり、さらには子どもが産まれ、少しは経済的なことを気に留めなければと思い始めた。

 しかし、二十歳になった時に年金のことを全く理解していなかったように、確定申告の必要が出てきた時に税金のことを分かっていなかったように、いざ娘の教育費を積み立てようと思った時には、(学資)保険のことは夫婦ともにチンプンカンプンだったのだ。
 慌てて友人らに「どんな風にしてんの?」なんてリサーチしたところ、「ほけんの窓口」があるというのを教えられた。特定の保険会社に属さないスタッフが、保険の仕組みを教えてくれ、相談者に適した保険がどういったものか相談に乗ってくれるところなんだそうだ。これが何回行っても無償で、無理な勧誘は一切なく、契約を前提にはしていない。
 そんなうまい話があるのだろうか? どうしても斜に構えてしまう。

 「タダより怖いものはない」というものの、
とりあえず、ものは試しでネットで予約を入れてみた。で、家族3人ですでに数回伺って相談しているが、と〜ても懇切丁寧に対応してくれる。あまりにじっくり対応してくれすぎて、毎回2時間以上かかる相談に(やや辟易し)、いつも疲労困憊で帰ることになる。帰りの車中、二人ともぐったりとなって「頭の筋肉使ったよねぇ。授業についていけない子たちって、こういう感じなんだろうね」と感想を述べ合う羽目になる。ともに教職である身として自省し、“体験学習”からの学びもおまけでついてくる(笑)。

 もちろん、この「ほけんの窓口」が、保険会社からの後ろ盾がまったくないわけではない。故に完全なる“中立で”というわけにはいかないかもしれない。だとしても、それを差し引いて、こちら側のメリットは十分にある。職場まで来てしつこく勧誘されたり、唐突にダイレクトコールをかけてくるより数段マシだ。
 そもそも「ほけんの窓口」がビジネスモデルとして成り立っているということは、「保険について熟知してもらったほうが保険会社としても利益が上がる」ということなんであって、多くの人がお金を代償として納得の上に安心を得るということとWinWinの関係になっている。
 そうなのだとしたら、これは社会としてもっと認知されていい。とどのつまり、学校でもっと教えるべきなのだと私は思う。昨今、金融教育プログラムなどお金に関する授業実践はだいぶ増えているとはいえ、「お金の授業」にはあまりお目にかからないのが現状だ。

 税金、年金、保険など「お金の仕組み」はかなり流動的で、その都度、教える内容が変わり、“教科書で教える必要はない”と考えられているのだろうか。あるいは、(ダーティーな匂いのする)お金を扱うのは学校ではタブーであって、カリキュラムに組み込むべきではないとの思いが先立っているのだろうか。
 勘繰りすぎかもしれないが、お金のことは知らせないままにして、どんどん都合のいい政策立案をしてしまおうという愚民政策なのでは?とまで考えてしまう。

 タブーはタブー視することで強化されていく。社会が自己規制することで、どんどんとたこ壷に入っていき、語られる場は失われる。思考は、他の思考と衝突しながら、自ら調整を図っていくものだが、その機会がなければ偏狭なまま頑なにそれにしがみついていくことになる。

 お金の授業と同様に、学校で性教育がタブー視され、制限されていくことにも危惧を覚える。まったく性教育が学校で教えられなくなったら、多くの子どもたちはエロ本やアダルトビデオからの情報で性を捉えていくにちがいない。なにもオーバーな予測ではない。もっともありうる想定だと思う。

 タブーが本当にタブーとしておくべくものなのか、問い直してみるといい。ただ、それは学校だけでなく、家庭や地域においても、なのだけど。

 

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コメント

お金のことを日本の教育ではタブー視して
いて、教えなさすぎる。。。と私も以前、同じ
ようなことを思っていたりしました。

ただ、それでも実際にお金のことを教えた
ことはありませんでした。(自分自身よく知らない
ことであったし、大切なことだと思おうとしても、
関心がやはりわかなかったからかな)

今は。。。ますます関心がなくなってきました。

子どもの教育費を積み立てようと思うこともなく、
いつのまにか子どもは大きくなっていたし、
特に、困ったこともなかった。。。ような。

(塾に行くより図書館にいけばいいだろう。
わからなければ、学校の先生に聞けばいいだろう
ぐらいに思っていました。実際には図書館にも、先生
のところにも行ってはいないようですが、特にそれで
困ることもありません)

老後にいくらかかる?という問いもむなしい気がします。
どんな老後を求めているかによって劇的に変わるし、
本当に老後があるのか?ということもあるし、お金で
どんなことが得られて、それでどれだけ幸せ感を得られる
のか?などと思うからです。

求めない方が、得られることが多いような気も強くしてきます。

もし、私が学校でお金について教えるようなことがあれば、
ものやサービスをさほど求めないでつつましく、健康に気をつけ、
元気に楽しく働いていれば、お金の方が、そんなあなたを離さないで
近くにいてくれますよ、みたいなことでしょうか。

性教育に関していえば、教育する側もたぶん生徒と似たりよったり
というレベルではないのかと、最近、保健の授業をみていて思いました。
意外と(自分でどれほどのことができるかと考えると)難しいと思います。
それだけに、やる価値はあるでしょうね。


そのお考えなら,保険会社は学校教育に協力していただけそうですね。

図らずも会社員になるのなら,株のことは触れて(自然に学んで)おきたいですよね。
教えるとみんな株主目指しちゃうからだめなのかな。

お金のこと教えるって,サラリーマン的な教員では難しいのでしょうか。
教員である自分自身,生活に困るほど金に苦労してないから
もっと儲けようなんて思わない。株とか全然わからない。
もちろん教えることはできない。

でも金の話は社会には非常に(基本的に)必要だと思うのです。
国としても経済成長とか目指してるわけだし・・
性より情報が入ってきなさそうだし・・

お金のどんなことが教えられるのか、教えたいのか
というようなことを、よくよく考えて、話し合ってやれば
いいんだと思います。
お金による悲劇のシステム、お金による幸せのシステム
みたいなものが、よく分析されて、わかりやすく教材化される
といいですね。
経済も経世済民みたいな感じで考えられれば、いい授業が
期待できるような気がします。

お金に関して何か話したことあったっけ?
と先ほどジョギングしながら思い出していました。

う~ん、自己破産した人の話、借金を踏み倒したこと
で生きられた話、お金の貸し借りで友人を失った人の
話、ローンの話、日本の借金の話、失業中の話、面接で
の給料の話、夜店で鈴虫を売った人の話、高利貸しになった
人の話、フリーター時代の話、偽の石鹸を売ってもうけた少年の話、
夜逃げの話。。。

そんな身近な人や自分の話をしたなと思いだしました。

サラリーマンとしての教師では、ほとんどお金の話はできない
と思います。(保険会社がいいかどうかはかなり疑問ですが、
外部からそれなりの人を呼んだらできると思います)

ありがとうございます。

カネも性も
読み書きもスポーツも恋愛も・・,その他いろいろ大切(楽しい)ですね。

いろいろな友人と話をするなどして
自分に足りないところを補うようにやっていきたいです。

教材がないなら,身近で適切な話題で子どもと接することができればベターかと
今は思っています。


『声に出して活かしたい 論語70』三戸岡道夫 編著 栄光出版社

というのを図書館で借りていたので、読んでいたら、p.25 に

子曰く、君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る。(巻二第四里仁篇16)

に関して、

「最近は行きすぎた市場経済主義から、中学校や高等学校で証券の授業
をすると聞くが、・・・中学校や高等学校で学ばなくてならないのは、経済の
道徳性、すなわち「経済と道徳の一致」という、原理ではあるまいか」との
編著者(ある銀行の元副頭取だったそうです)のコメントがありました。

子曰く、貧しくして怨むこと無きは難く、富みて驕ること無きは易し。(巻七第十四憲問篇11)

子曰く、疏食を飯い水を飲み、肘を曲げてこれを枕とす。楽しみ亦た其の中に
在り。不義にして富み且つ貴きは、我れに於て浮雲の如し。 (巻四第七述而篇15)

なども、孔子の考えがよく出ている気がしました。

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