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2011年8月 9日 (火)

マレーシア到着

 今、マレーシア・サラワク州のシブにいる。昨晩深夜に羽田を出て、シンガポール経由で半島を離れ、クチンに着いた。入国審査を終えた後、さらにそこから国内線に乗ってシブまで来た。海外旅行はローカルになればなるほど、面白さを増し、最後はプロペラ機に乗っての到着である。Img_1941
 余談だが、羽田発の国際線が増え、非常に便利になったと思う。私が住む埼玉の西部からだと、感覚的に成田だろうが羽田だろうが「遠い」という印象に変わりはなかったのだが、国際線用の駅を降りてからのコンパクトさが心理的な負担を軽くする。まだまだ利用者数がそれほどでもないからそう思わせるのかもしれないが、結構使える気がする。ちなみに、なぜか帰りは成田着である。

 先週まではウガンダにいたのだから、身をもってグローバルな世界になったのだと思う。こうしてマレーシアの一地方都市から日本とコミュニケーションできてしまうのだから末恐ろしくもある。途中の空港内でも今いるホテルでも無線LANでつながってしまうのである。
 ただ、体は正直だ。さすがに丸一日の移動となったウガンダから帰国した翌日、朝食時まではなんてことなかったのだが、みるみる体調が悪くなり、熱も38度まで上がり、けだるく身動きを取るのすら億劫になった。もしやマラリアかデング熱かと最悪の事態が頭をよぎる。週末は、開発教育全国研究集会の実行委員長という大役を仰せつかっていただけに(ただ、あんまり仕事はなく、お飾りなんですが)、迷惑はかけられないと思い、急遽、義父の車で埼玉医大の急患センターに連れて行ってもらった。幸い、検査の結果、どちらでもなく、熱さえ下がれば、公の場に出てもいいし、週明けのマレーシア出張もOKとのお墨付きをいただいた。妻曰く、「死人のようだった」という状況だっただけに、あっけない診断に肩すかしを食らったが、何はともあれ、快復するにこしたことはない。翌朝はすっかり熱が下がり、実行委員長の任を果たし、今こうして立て続けの海外出張もこなせそうな雰囲気である。
 しかし、油断は禁物。今回の一件で、40歳になったことを自覚せねばと重々承知した。でも一方で、一日でケロッと快復できる若さもまだあるのだとも思いたい。不惑の歳に、心身のバランスぐらいはとれるようになりたいと思う。

 さて、途中のクチンで昼ご飯をとることになった。同行してくれているマレーシア通(特にサラワク)のマイチケット荒川さんに完全にお任せで、地元の食堂に入ることになった。が、目的の場所に着くと、閑散としている(写真左奥に見えるのは、昼飯にありつけず、がっかりな思いで歩く参加者たち)Img_1936 さすがの荒川さんもすっかり頭から抜けていたようなのだが、今年の海外研修期間中はラマダンにすっぽりとかぶっている(今年は8月1日から29日まで)。こうした経験も現地に来たからこその一興である。

 結局、おそらく経営者がラマダンとは関係のない中華系の人であろう食堂を探し出し、そこでマレーシア最初の食事をとることになった。
 みんなは麺系で、名物ラクサ(LAKSA 簡単に言えばカレー麺。でも日本のカレーうどんのイメージではない)などを食すが、自分はオーソドックスなナシゴレンを。日本だとおしゃれに盛りつけられるが、ここではシンプルな炒飯である。Img_1938 でも、それでいい。最初の食事だから、まずはおとなしくスタートしたい(40歳を超えたことだし(笑))。

 昼食を終え、ホテルに向かう途中、店頭で総菜などを売る風景が見られた。荒川さんの話では、ラマダン中は作るのも面倒になるので、日が暮れた後に食べることができる食事を今のうちに調達しておくのだそうだ。
 食のありがたさ・大切さを感じるのが、このラマダンの意味とも言われているが、食事を作れること・作ってもらうことへの感謝も同時にすることになっているだろう。

Img_1939
 宗教上の試練とはいえ、厄介は厄介だ。それでも不便さをできるかぎり楽しく乗り切りたいとの思いが、“人間”だからこそ垣間見えてくる。そんな庶民の様子に触れられる時、旅のありがたさを思う。まったく知りもしない、一期一会であろうシブの人たちにそうしたシンパシーを感じると、なぜか少しだけ心が太くなるような思いになる。なんか自分もやっていけそうだなぁ、と。それがなにかはまったく検討つかないのだけど、つかみどころもないのだけど、あくまでそんな雰囲気にだけはなれる。

 不便さといえば、今の日本の節電モードもそうで、これもいわば日本国民に課せられた“現代の宗教的試練”であるのかもしれない。半ば決まり事であるかのような空気に強制され、不便さを感じることになって初めて、電気の大切さ、ありがたさを感じている。
 私たちのこの「ラマダン」がいつか明けたとき、欲望に任せるままに暴飲暴食しようとするのか、はたまた違う姿を見せることになるのか…。ラマダン中は、日が沈んでいる間に喰いだめをしたり、いつもより豪勢な夜食になったりするため、むしろ太ってしまう人もいるらしい。

 そんな話を聞きながら、日本に思いを馳せてみる。外に出ることが鏡となり、日本のことが見えてくる。まったく突拍子もないところからの発想でも、改めて自分が見つめ返される。
 それもまた旅の一興である。

Img_1944※上記写真はTanahmas Hotel Sibuの11階自室から見えるシブ市街の夕暮れ 

※ウガンダ報告も2本ほどは書き加えたいと思っています。おかしなタイミングになりそうですが、乞うご期待。

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コメント

体調に気をつけてどうぞご活躍くださいね。

なんかグローバルな世界も大変そうですね。
たぶん何かをどこかに置いてけぼりにして
前進するような感じでしょうか。心身分離?

このブログを読むと、ラマダンも不自然な感じに
聞こえるし。

たぶん、これも昔はもっと自然な感じでできた
のかも知れませんが、だんだん今の暮らしの
中でズレてきたんでしょうか?

40歳という年齢も昔は引退の年齢。それが
こうして働き盛りにまでズレこんできたのかな。
2500年前の孔子センセイのいう「不惑」も
今の時代なら、どうなんだろう?と思わず惑って
しまいますね。

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