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2011年8月26日 (金)

ケータイのある暮らし

 通信業界の勢いはすさまじい。卑近な例を挙げれば、プロ野球の母体企業をみればいい。昔は鉄道系のものが幅を利かせていたが、最近参入したところといえば、ソフトバンクであり、楽天であり、情報通信系の企業になってくる。

 この情勢は、世界をみても変わらない。
 私が今夏訪れたウガンダ、マレーシアでもそうだった。地元の新聞や看板広告を見れば、統計を見なくともおおよその状況は把握できるものだ。

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 これらの写真は、ウガンダ滞在中にケニアへとつながる幹線道路を移動の道中で撮ったものである。 車中から時折現れる町を眺めれば、両脇に見える商店(あるいは民家なのか?)の多くには広告ペイントが施されている。あくまで印象のレベルだが、半分ほどは通信会社のものであるように感じられた。

 偶然(本当に偶然!!)、ウガンダの片田舎でJOCV(青年海外協力隊)として2年前に派遣されていた知人に出会った。せっかくなので、一緒に町の食堂で昼食をともにすることにし、道中の様子を彼に聞いたところ、4社(上記写真にそれぞれが写っている)がしのぎを削って、シェア拡大に躍起になっているのだそうだ。

※ちなみに、その偶然出会った知人は、私が担当している講座の3年前の受講生で、次のHPでその活動が紹介されている。
 JICA『世界HOTアングル』 「金色の稲穂より輝く」 
 http://www2.jica.go.jp/hotangle/africa/uganda/000898.html

 3年前に出した拙著『ケータイの裏側』コモンズ)では、「アフリカは、固定電話回線数の倍以上に携帯電話のインフラが整備され、急速に普及しつつあるとはいえ、普及率は10%を超えたばかりである」(p59)と書いた。その時点での確認できる最新情報のはずだったが、その数字はすでに50%近くになっているようだ。国によっては100%に近い普及率を達成しているところもある。(WirelessWire News「急成長するアフリカ携帯電話市場」

 インドや中国といった新興国が台頭するアジア以上に、アフリカは携帯電話契約数の成長率が高い。固定電話のインフラを整備するよりは、携帯電話のほうがコストが抑えられることが、アフリカがその潜在性を持ちうる理由となっている。
 私が移動するバスの窓外に見た光景もまた、それを裏付けるように、片手に携帯を持つ多くの人々の姿があった。
 彼らの生活は、その道具を持つことで豊かになったのであろうか? 
どうもそんな風に大げさに考えてしまうのだが、考えるだけ無駄なのかもしれない。

 拙著での私担当の章の締めくくりは、取材したNECの技術者の次の言葉を紹介している。

 「人間が持つモノとして身体機能的な側面からみた場合、ほぼいまの形が完成形でしょう。いまのケータイの機能を満たすうえで、それほど大きな形態変化はもうないと思います」

 道具はどんどんと進化する。過去の人間の想定以上に。
 けども、スマートフォンを片手にする私の生活は、幸福度を増すことになったのであろうか?
 実感としてそれはあまりない。根本を変えられたような気は到底しないのだ。

 だとすれば“進化”とは何なのか。単に自己満足であると思えなくもないが、よく分からない。
 それでも時代は“進化”していく。それに抗おうとまでは思わないが、それについていこうと食らいついてくのもどこかしっくりこない。だったら、ただひとり止まってみるのもいい。結構気持ちのいいものなのだと思う。 
 

 

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コメント

ケータイのない暮らししか経験してないので、
よくわかりません(本当はそれも比較できないので
正確には「ない経験」もしてない)が、
記憶が正しければ、
NECの人のセリフは、1970年ごろから言われて
いたセリフだと思います。

電気で動く限り、生活や旅の必須アイテムには上がらない。
紙と安物のボールペンがあれば、いい。
あと、ソーラーラジオとソーラーLEDライトがあれば。いいな。
と、スマートフォンを使いながら思う。

現状は、
財布、メモ、スマートフォン。
が、三種の神器だけど。。。

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