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2011年10月14日 (金)

隠蔽体質

 どうも世田谷のホットスポット騒動は、原発とは関係のないラジウムだということで落ち着きそうである。とはいえ、近隣のほうぼうから「通常より数値が高い」という情報が洩れ聞こえ、被曝の恐れから免れたわけではない。神経質に聞こえるかもしれないが、乳幼児をもつ親は特に、そうならざるをえないし、予防原則の前提に立つべきだと思う。

 妻の友人が「幼稚園の園庭の放射線量を測ってほしい」と園にいくらかけあっても「それはできない」との一点張りで、「測定させてくれない」と嘆いていたらしい。園ばかりでなく、周りの親たちもあまり関心はないようで、「なにもそこまで…」といった素知らぬふうなのだそうだ。

 測定して、高くなければ安心して子どもを園庭でのびのびと遊ばせてあげられるし、高ければ、そんなところに放置してはおけず、除染なりなんなりの対策をとればいい。ただそれだけのことなのだ。それは親の常であり、園の責務ではないかと私は思う。
 被曝するかもしれないという以上の何を恐れているかが、私にはさっぱり分からない。

 その友人以外の親御さんたちだって、我が子を被曝させたいなどとは決して思っていない(はずだ)。ただ、急に降って湧いた原発事故という非日常を受け入れたくなく、あるいは信じ難く、自分が“被害者”であるという悲劇の範疇に入ってしまうのが嫌なのだ。あくまで、自分の周りには日常が流れていて、今まで通りの生活が保証されている。そう思いたいだけなのだ。

 しかし、それが数値として明らかになれば、否が応でもその居心地のいい現実逃避からは連れ戻されるわけで、一時の安心は水泡に帰する。
 変化を恐れ、安定を求めるのは、人間の本性だと心理学が語っていたが、現実を見据えないでそうするのであれば、しっぺ返しのほうが怖い。

 親という個人であろうが、幼稚園という組織であろうが、放射線量という数値に対処するのではなく、現実がどうであるかということへ対処し、責任を持つべきである。それは、数値に対して怯えるのではなく、現実に対して怯えるほうが賢明ではありませんか、とも言い替えたい。

 私たちには、現実を覆い隠し、自分に都合のいい仮想現実に身を置いておきたいという“隠蔽体質”の傾向がある。とかく、政治家や企業を非難の的とするが、それは私たちが醸成し、生み出した産物であることを肝に銘じておくべきだと思う。

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コメント

測定する機器はそんなに珍しいものでは
なさそうなので、自分たちで「我が子の
通う園庭」といわず、職場や駅や公園
や道路や。。。と測ればいいのでは?

と思いました。「測定してください」じゃなくて、
「測定させてくれない」とあるので、不思議です。

その幼稚園の意見がよくわからないので
何とも言えませんが、基本的には、
不安はそういう方法でないと解決しない
し、納得もされないように思います。

そんな人海戦術なら、世田谷のホット
スポットのようなものも発見できるかも。

追記:
この前TVをみていたら、広島の
(天然?)放射線量は高いというような
ことはない、と高校生が調べてわかり、
そのことを「偏見」を解消するために、
広めている。。。というようなのがありました。

30年ぐらい前に、私も本で調べたことがあり、
それには「多い」と書いてあったのを覚えていた
ので、あれ、「新事実、発見」かも!と思いました。


最近のTVを見ていて心に残った言葉。

「日本人は『安全』ではなく『安心』を求めている。
(でも、この『安心』という言葉は外国語になりにくい)」

「コンセンサスと空気は違う」

「間違った判断をする者よりも判断できない者の方が
ダメだ」

TPPに参加/不参加の議論をきいていてもかなり
日本的な態度を感じます。よくわからないものを
遠巻きにして、流れが見えるまで近寄らない。
自分たちが何かを率先して創ろうという態度が
まったくない。。。

昨夜の『爆問学問』でも中国の話がありましたが、
日本とちがっているように感じました。

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