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2012年2月16日 (木)

ハカルワカル〜ブログ復活!

 ブログを復活させることにした。ただし、論文が書き上がったわけでは決してない。ブログを休止することと論文が書き進むことになんの相関もないことが明らかになったからだ。分かったのは、論文に集中さえすれば、書き進むのではないということ。そしてまったく論文がはかどらないのは、自分の知識と実力のなさだということである。まだまだ修行の身である。
 ただ、だからと言って、ブログを書けば、相乗効果で筆が滑っていくというものでもないだろう。ホドホドにアップしていこうと思う。

 先日、放射能測定をしに行った。
 18歳で上京して以来、米を買ったことはなく、なくなれば実家に電話し、宅急便で送ってもらうのが常だった。とりわけ新米の時期はうれしくなる。やはり炊きあがりのつやが違い、美味しさも増すように感じたものだ。
 それが今回ばかりは慎重になった。私の実家(岩手奥州市)は福島第一原発から200kmほど離れているのだから、今住んでいるところ(埼玉県飯能市)とそれほど違っているわけではない。それでも「東北」ということで慎重になる人は多い。母親曰く、一応、検査をパスした米だというので安心はできるのだが、幼子がいるので、念には念をいれて、一度検査してみようということになった。

 はじめ、愛知の方で検査できると聞き、手はずを整え、白米1kgを送る寸前だったのだが、八王子に住む旧知が「私がボランティアをしているところであればもっと安く検査できるよ」と教えてくれた。コスト的にも、時間的にもいいし、なにより顔が知れて安心感があるので、そこに行ってみようということになった。

 Img_2712 ハカルワカル広場は、八王子駅北口から徒歩20分。我が家からは車で1時間ほどのところにある。「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」代表であって、八王子中央診療所理事長である山田真先生の診療所の2階がそのスペースになっている。市政がなかなか動かないので、業を煮やして市民で立ち上げた放射能測定室である。
1月29日にオープンしたばかりのホヤホヤだ。

 入り口にはかわいらしいデザインの看板が立てかけられていた
(左写真)。こういったことの得意な人がボランティアでデザインしてくれたのだと言う。
 入って分かるのだが、もともとくすんでいた壁はみんなでImg_2706_2きれいに白に塗り直してあり、コタツのある台は大工仕事が得意な人が作ってくれ、そこには持ち寄ったらしきお菓子がたくさん置いてある。端には自作の手芸品の販売コーナーまでもあった。 お金をかけなくてもできるところは自分たちでやって経費削減を図り、かつお金を生み出せることがあれば少しでも協力していくといった姿勢が垣間見える。
 ちなみに、販売コーナーの向こうに見えるスペースでは、毛糸の帽子作り講座や布ナプキン講座などのImg_2710_2学習会が時折開かれているらしい。妻も感心していたが、「いきなり行くのは度胸がいるし…」という相当数いると思われる“潜在層”が、窓越しにでも測定室の様子が見られれば、次の機会にはドアをノックできるかもしれない。どうしても訝しげに思ってしまう敷居の高さをできるだけ低くしよう(あるいは、周りの目を気にして訝しげに“思われてしまう”ことを避ける)という、それは仕掛けでもある。放射能汚染に対して、無関心だったり、懐疑的だった人たちにも知るきっかけを与えることになっているかもしれない。
(写真を見ての通り、我が娘がブレるほどにはしゃいでいる様子が、リラックスした場であることの証しであろう)

 とにかく、そんなフラッと来て、なんてことない思いをなんてことなく吐露できる場が今はほしい。コタツに入ってお菓子を頬張りながら吐き出てくる言葉は、きっと本当になんてことないにちがいない。ただ、落ち葉のようにそれがそこで敷き詰められていくと、いつしか腐葉土となり、何かを肥やしていくような気がしてならない。FacebookやTwitterもいいが、こうした言霊のネットワークは古くて新しく、もしかすると最先端を行っているのかもしれないと思う。

 さて、実家から送られてきた白米だが、30分ほど機械(ベラルーシ製ATOMTImg_2704 EX社製 AT1320A)に入れられて測定した結果、Cc(セシウム)137が「不検出(検出限界値4.15Bp/kg以下)」で、Cc134も
「不検出(検出限界値2.72Bp/kg以下)」ということだった。この数字をどう判断するかはその人次第だが、一般的な判断としては、幸い“安全”という判断でいいだろう。

 実は、私たち夫婦も地元飯能市で測定室のような場がほしいと切望しており、どう立ち上げたのか話を聞きたく、検査訪問は見学の意味も兼ねてあった。できたてほやほやなので致し方ないと思うが、実際、まだ対応におぼつかないところもある。それはご愛嬌の範囲だ。しかし、今はよくてもボランティアでまわし続けていく時に、いつか疲弊していかないかと不安にも思い、市民だけでやっていく脆さも併せ持っているようにみえた。「1回1,000円だとペイしないんです」という言葉も引っ掛かった。善意だけでは、いつしか立ち行かなくなる。 

 それでもアクションを起こしたのは、私たちとの大きな違いである。

 でも実は、飯能市でも測定室を設けようという動きが出始めている。昨晩は
(子どもがいるので途中退座させてもらったが)その打ち合わせに出てきた。立ち上げには解決すべきことが山積しているが、なによりまた新しく人とつながれたということに力をもらう。
 その話は、また今度にしようと思う。

 

 

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コメント

測る。。わかる。。

なるほど。
西日本からみてると、今ひとつ、
ふたつ、みっつわからない感じ
だったんですが、
そうやって測りながらやっている
んだなあと、ひとつわかりました。


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