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2012年3月24日 (土)

愛おしい連中

 Img_2881 とにかく飽きない。何度でも「読んでくれ」とせがみ、そして何度でも満足する。(左写真は、大好きなイチゴの絵本。あまりに好きすぎて、外出中も持参(笑))

 うちの娘は、まだ「じじ(じいちゃん)、ばば(ばあちゃん)、とっと(父さん)、かっか(母さん)」程度の単語しか喋らないが、ヒアリングはかなりのものだ。「このゴミ、捨ててきて」と言えば、ゴミ箱に向かってポイッとやってくるし、「お風呂入るよ」と言えば、嬉々として裸になり、すっぽんぽんで父の後をついてくる。ただ、機嫌が悪ければ、時々、「ないない!(イヤイヤ)」と顔を真っ赤にして意思表示もする。
 1歳半の愛娘は、つまり1年半しか日本語学習をしていないわけで、それでかなりの語学力がついている。大学教員でありながら、あまり語学が得意ではない私からすれば羨ましい限りである。しかし、娘ほどの貪欲さで繰り返し本を読み、反復を重ねたかと言えば、反省するしかない。ああやって語学は学習しなければならないのだなと娘を見て思う。
 子どもは自然と努力する才能を潜在しているのだから、私は半ば諦めモードだ。やっかみまじりに彼女の成長をただただ見守りたいと思う。

 昨日は卒業式だった。私が初めて社会に送り出す10人のゼミ生たちが大学を巣立っていく。石川ゼミ1期生として、どこの馬の骨とも分からぬ私の研究室の扉を叩き、一緒にゼミを作り上げてきた彼らには本当に感謝している。だからなおのこと、ゼミの3年間で、私は彼らにいかほどのことを伝えられたのかとの思いが先に立つ。それでも「このゼミで良かった」なんて言ってもくれる。本当にありがたい。
 ただし、本当は今ではなく、社会に出てから、再度そう言ってくれるのであれば、その時、私は彼らに贈り物としての何かを与えられたのだとホッとしようと思う。

 ゼミ開始当時に始めたメーリングリストのアドレスには"ishikawa children"の文字が入る。小泉チルドレンをもじってふざけ半分でつけたものだったが、今となっては本当に親の気持ちである。
 申し訳なくも「もっとやれたかな」との思いがあるが、きっと私のゼミでやった何かを種として、彼らが花開かせるだろうことを見守るしかない。それは、決してやっかみまじりのものではなく、“祈り”とも言える。

 今夜は追いコンと称して、そのゼミ生たちと飲む。初めての祝杯の味はどんなものか、今から楽しみでしかたがない。
 ただし、この土日は両日とも私は仕事である。お金をもらっている以上、それはプロとしての強い自覚で臨まねばなるまい。そこらへんのけじめ、メリハリは、
社会人として当然なのだと自ら模範を示しておこうと思う…否、そんな堅いことを言うことはないか。羽目を外せるのも立派な社会人の資質なのだと私は思うから。

Img_2897_2

 優秀な石川ゼミ第1期生10名、無事卒業!

Img_2898
 でも、素はこんな感じぃ〜(笑)

※最後、社会に飛び込む彼らへ本の贈り物をした。10人それぞれの顔を思い浮かべながら、10冊の本を。

【石川ゼミ第1期生への贈り物リスト(2012年3月23日)】

松下幸之助『道をひらく』
千田琢哉『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』
茨木のり子『自分の感受性くらい』
星野道夫『旅をする木』
小田実『何でも見てやろう』
稲森和夫『生き方—人間として一番大切なこと』
沢木耕太郎『激しく倒れよ』
デール・カーネギー『道は開ける』
沢木耕太郎『旅する力』
アラン『幸福論』

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コメント

石川ゼミのみなさん、
卒業おめでとうございます。

楽しみですね。

読書も生きる指針として
大切にしてくださいね。

あ、忘れてました。私からも一冊。

『14歳からの社会学』宮台真司 世界文化社

漢字にルビも多く留学生の方にも便利。
内容は41歳でも充分に高度。

巻末にはSF作品を「社会学」するという
本と映画の紹介もあってさらに広がります。

好きな本を何度でも「読んでくれ」
というのと、「このゼミでよかった」
の間に、あえて「過去」という共通点を
見いだせば。。

人間は過去の成功を何度も反芻し
たり、私の過去には意味があったと
思いたがる?存在なのかも。

過去って記憶の中にだけあって、
しかも比較的変化しにくいようなので、
かなり人生上、便利で重要なのかな。

幸せがいつでも湧き出る場所にもなりうるし、
そうでないと、逆に厳しい場所にもなって
しまうのでしょうね。

ひまなので。

「愛おしい」とは「いとおしい」
と読むようですが、どういう意味な
んだろう?「愛しい」とは違うの?

という疑問がふとわいて、調べて
みると、ここにはちょっと書けない
ぐらい複雑ですね。

ま、同根の言葉であって、その元
には「気の毒だ、かわいそうだ」の
意味があり、「いじらしい、かわいい」
といった意味が派生したようですね。

たしかに「気の毒だ」「かわいそうだ」「困ったことである」の意味があるようです。そういう意味では、娘もゼミ生も可愛くもあり、困らせてくれるものでもあり、その両義性は“まさに!”といった感があり、結果、至極適切なタイトルだったかもしれません(笑)。

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