骨髄バンク支援

  • 走り続けて、骨髄バンク支援!
2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

« 川内優輝の五厘刈り | トップページ | 思い込みの激しい小心者 »

2012年3月10日 (土)

“学習する組織”への石川ゼミ合宿

 3月7日から9日にかけて2泊3日のゼミ合宿を行った。場所が山中湖畔だというのに3日間曇天続きで、結局、富士山がほんの少しも顔を覗かせてはくれず、「石川ゼミ春合宿」と銘打ったものの、最終日には朝からしんしんと雪が降り始めた。

 これまで決まって1泊2日だったゼミ合宿を3日間にわたるものにしたのは、とにかく“じっくり”とやりたかったからだ。ゼミを持ち始めて3年目。ふりかえってみると、彼らといくら接しても、なんと時間が足りないのだろう、と強く感じる。自分が伝えられるものを彼らに存分に伝えきれてきたかというと甚だ疑問なのである。
 ゼミとして私がみられるのは3年間
(拓殖大学国際学部は2年からゼミがスタートする)。それは本当に一瞬のことである。

■合宿初日(3月7日水曜日)

 富士急行・富士山駅から40分ほどバスに揺られ、山中湖平野に到着。宿泊先となる東照館へ。
(ちなみに、他に立教大学のバドミントンサークルと明治大学の新聞部が合宿していた)

Img_2832_2

 まずは、合宿を始めるにあたっての“チェックイン”を。ひとりひとりがこの合宿で何を得たいのか、決意表明。

Img_2808

 ちなみに教員である私も合宿参加者の一人であるのだから、例外なくその“チェックイン”を。私がこの春合宿でねらいとするところは、ゼミを「学習する組織」としていく土台づくり。
 「学習する組織」とは、マサチューセッツ工科大学のピーター・センゲが提唱する考え。その理論の支柱となるのは次のもの。
(括弧内はセンゲが重要視する“5つのディシプリン”と呼ばれるもの)

 ・志の育成(自己マスタリー、共有ビジョン)
 ・内省的な会話の展開(メンタル・モデル、ダイアログ/チーム学習)
 ・複雑性の理解(システム思考)

※これらを少し意識して、合宿のプログラムは構成してみた。以後、【 】で記したプログラムはそれぞれを意識している

 初日のメインは、グループワークのプレゼンテーション。【チーム学習】

Img_2809 Img_2810_2 Img_2811

〈プレゼン①〉 チーム100人(2年)
 原宿に出向いて“持続可能性”に関する意識調査を実施したグループ。この調査をもとに、いずれ拓大生100人対象のワークショップを敢行することを目標にしている。

〈プレゼン②〉 食チーム(2年)
 食のあり方について探求するグループ。現状把握のために訪れた大学の近くの牧場(磯沼ミルクファーム)の見学報告。ここで“アニマルウェルフェア”という考え方に触れ、ゼミのテーマ“サステナビリティ”との関連にも気づく。

〈プレゼン③〉 チームルンバ(3年)
 留守中に自動で掃除をしてくれるロボット家電「ルンバ」は本当に必要?という疑問からできたグループ。「ルンバ」のように他にも過剰と思われる家電(自動で開閉する便器、食洗機など)を挙げ、みんなでメリット/デメリットを検証して議論。

 今年は学園祭にゼミとして出展(ゼミ発表)、出店(東北支援のずんだ餅の模擬店)した関係で、十分なグループワークの時間を確保できず。そもそもプレゼンになるのかすら不安視していたが、みんなそこそこカタチにしはしてくれて感心!(けど、ここはあくまで中間発表的なもの。これに満足せず、次なる学びにつなげていきましょうね)

 全グループ、発表を終え、ホット一息、夕食の時間。
 宿の料理にはあまり期待していなかったが、結構美味しかった。
(ちなみにこの日はハンバーグと刺身など)

Img_2812_3

■合宿二日日(3月8日木曜日)
 
 前の晩に「希望参加で、朝に散歩企画実施!」と呼びかけたが、集合時間の7時に現れたのは、留学生一人…。ま、みんな遅くまで起きてたみたいだから、はなから期待はしていなかったけどね。
 曇ってはいたけども、そんな湖畔も乙なもの。偶然、白鳥が寄って来て、まさに「白鳥の湖」!

Img_2817

 二日目のプログラムは、まず昨日のふりかえりから。
【内省的な会話】

Img_2818  

 午前中はファシリテーション実習。【システム思考】
 これが、自分と専門とするところなのに、意外とゼミでしっかりやってこなかったところ。文京キャンパスで社会人向けにやっている公開講座のエッセンスを詰め込み、3時間でレクチャー&演習。

 まずは「ファシリテーションってどういうこと?」(下記写真左)、「ファシリテーターでイメージする人は?」(同右)との問いかけからスタート。

Img_2819 Img_2820

 社会人向けにやるとファシリテーター的な人で挙ってくるのは、黒柳徹子や田原総一郎なんかだが、大学生だと「くりぃむしちゅー」の上田がくる。

 午後は、石川ゼミを改めて見てみる時間。
 2グループに分かれて、「石川ゼミの良いところ/直したほうがいいところ」を分析。

Img_2822 Img_2838

 挙ってきたのは、「計画性がない」「結論が出ない(結局、理想論?)」そして「酔っぱらい」(笑)などなど。こうしてみると、ゼミの有り様は、そのまま私の有り様なんだと心が痛む。(これは今、育児でも感じるところ)

Img_2837 Img_2839

 これを踏まえて、「宝地図」づくり。
【自己マスタリー】

 「宝地図」とは、ありたい自分を常に意識し、夢を実現に近づけるようにするツール。前に本かなにかで知り、一度、ゼミでやってみようと思っていたワーク。後期のゼミ内でやるつもりが延び延びになって今に。
 が、ゼミの有り様を踏まえた上で、やるのは絶好のタイミングかと。ゼミというプロセスの中でどう自己実現していくか、より具体的にイメージしてもらいたかったので。

Img_2840 Img_2841

 「なんか図工の時間みた〜い♪」とはしゃぎながら、当初は楽しく切ったり貼ったりしていたが、だんだんとのめり込み、最後は合宿で最も静寂な時間に。。。

Img_2844_2

 夕食後、二日目最後のワーク。ゼミの来年度キャッチフレーズづくり。
【共有ビジョン】

Img_2843

 丸々一日、外にも出ず、根詰めてやって来たので、さすがに若干ヘロヘロ気味に。それでもみんなでブレストして、キャッチフレーズ決定!

 
"Move on !  Wave us !"


■合宿三日日(3月9日金曜日)

 
 春合宿の位置づけは、新年度に向けて「ホップ! ステップ! ジャンプ」と勢いづけるための助走である。4月になってから「さぁ、どうする?」では遅いので、合宿初日、二日目を踏まえて、新年度の自分たちの活動を具体的にイメージ。
 最後のワークは「iCal
(石川ゼミ年間カレンダー)づくり」【共有ビジョン】

 アイデアはわんさかと出たが、結局、拡散を収束できず、混沌のまま。帰りのバスの時間があるので、あえなくここで合宿終了。
 最後、消化不良とはなったものの、これだけやりたいことが溢れ出てくるのだから、モチベーション、可能性がまだまだ潜在している証し。新学期へ期待大として前向きに捉えたい。

Img_2845_2

 学生たちと駅で分かれ、特急で帰路につく
(学生たちはお金がないので鈍行で…)
 改札前にあったお店で、富士山を背景にタイが跳ねている「ふじやまたいやき」とカプチーノを購入。帰りの電車からも富士山を拝むことはできなかったが、そのめでたいというタイ焼きを頬張って、充足感に浸る。


 「こいつは春から縁起がいい」

 
来年度はゼミ生たちがどんな可能性の広がりをみせてくれるだろうか。彼らの変貌ぶりが今から楽しみでしょうがない、との思いを押し隠し、心でそう呟いてみた。

Img_2846

« 川内優輝の五厘刈り | トップページ | 思い込みの激しい小心者 »

教育」カテゴリの記事

コメント

合宿の楽しい様子が伝わって
きました。うらやましい。

学生さんの書き込みとかも読んで
みたい気がしました。

朝起きて白鳥に出会った留学生
さん、個人的に応援しています。

早起きは三文の徳 って言いますね。 

先生はあったことをアウトプットするのがはやくてすごいですね。
わたしは帰ってから次の日の朝まで15時間寝ました。
起きたらだらだらしてバイトに行きました。
合宿楽しかったです。
久しぶりにひづきちゃんに会えた感想はどうですか?

森井さんが言ったからか?!ゼミ生からの反応があり、嬉しい限り!
判明したのは、みんな結構Twitterを活用しているようで、さっそく私もゼミ生の呟きを覗いてみましたよ(これも指導のうち(笑))。で、みんな例外なく、爆睡しているようですね(笑)。
ワークでやった「石川ゼミの良いところ、直したいところ」では、「親バカ」というのが挙ってましたが、なんと言われようが日月生は可愛いです。駅から帰るコールした時には、かなりはっきりと初めて「とっと」と私のことを呼び、ホームで涙が出そうになりました(笑)。呆れられようが、愛情を注ぐのは妻子だけではなく、ゼミ生へもなので、今後もよろしくね。

よく寝られるのは、いいことですね。
(その間に、頭の中を整理してるらしいし)

写真を見て気づいたんですが、女性は
(1名以外)全員がVサインをしてますね。
どうして日本人は写真を撮るときにVサイン
をするんだろう?
(小さい子でも反射的にやってません?)

そして、例外的な1名の方のポーズは肉食系?
で斬新。
耳に吐息を吹きかけているのか、はたまた、
食べようとしているのか?

個性が現れた、いい一枚かも。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/549757/54185666

この記事へのトラックバック一覧です: “学習する組織”への石川ゼミ合宿:

« 川内優輝の五厘刈り | トップページ | 思い込みの激しい小心者 »