骨髄バンク支援

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2012年7月 4日 (水)

ちょっと前のこと

 もう一年の半分が終わり。日々、あれこれブログに書きたいことが浮かぶにも関わらず、無情に時間は過ぎていく。こうして「あぁ、あれもできなかった、これもできなかった…」と後悔ばかりが募るうちに人生は終わってしまうのだろうか?
 そんな風に思ってしまうと徒に悲しくなってくるので、ただただ淡々と書き連ねていくのが賢明か。それはまさに“徒然なるままに”ということなのだろう。あまり深く考えずにブログのタイトルにしてあるが、それが究極の心の持ちようだと思えてきた。

 6月17日
 学生たちと皇居を1周(5km)する駅伝大会に出場。まったく宣伝していないにも関わらず、我がTRC(拓殖大学ランニング倶楽部)に4名の新入生が入ってくれ、その歓迎も兼ねた今年度初の大会。
 もう定年退職されてしまったが元拓殖大学職員の三浦さん
(前列真中)も参加。彼はこのTRC立ち上げをけしかけた張本人であり、名誉会長(と勝手に私は命名)でもある。

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 4人でタスキをつなぎ、2チームを構成。スタート地点の桜田門付近で、出場した8人でパチリ。

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 練習不足で記録は全然だったが、全力を出し切ったので自分に納得。そして、今回も「骨髄バンクにご協力下さい!」のタスキをかけて走ったのだから、それだけでOK。


 6月23日
 地元飯能のエコツアーに参加。「観光と開発」という講義を履修している学生たちに机上のお勉強だけではどうかと、今年から“課外授業”としてエコツーリズム体験希望者を募ってみた。6名(うち3名は留学生)が興味をもってくれ、加えてうちのゼミ生も月一会
(石川ゼミとして月に一度はなんかオモシロイことをしようというもの)企画として3名が参加してくれた。

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 まずは飯能中央公民館に集合。ガイドを担当してくれる「活動市民の会」の濱田さん、高沖さんからオリエンテーション。

 お二人は退職されたのち、このガイドボランティアに関わっているのだそうだ。それまでは仕事ばかりで、あまり地元飯能のことを知らなかったというのだから、不思議なもの。こうしてエコツアーガイドとして関わることが足下を見直すきっかけになったとも。

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 神社の脇にある大木。「木は呼吸していて、氣が流れているので触って感じてみて」と言われ、試してみる留学生の3人。半信半疑?(笑)

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 阿吽の呼吸についてや神社へのお参りの仕方など、日本人でも意外と分かっていないことを改めて知る。門をまたぐのは左足からだって、皆さん、知ってました?

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油断していると時折放たれるオヤジギャグ。学生たちに好評なのか、不評なのか(笑)、苦笑されながらも繰り出されるダジャレに雰囲気は自然と和んでいく。

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 森の中を心地よく散策し、ほどなく天覧山山頂に到着、小休止。みんなで飯能市街を一望。

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 程よい疲労感もあり、絶妙のタイミングで大野さん飯能市エコツーリズム推進室)より地元銘菓「四里餅(しりもち)」が振る舞われる。
 ひとつ食べれば四里(約16km)はもつという通説があり、まるで「一粒300メートル」のグリコのキャラメルのよう。飯能に越してから、そう由来を聞いていたのだが、「名栗川(入間川上流域)の四里の急流を下る際、いかだ師達は餅を食べ、尻餅をつかずに難所を乗り切ったという逸話が残っており、これらの話が由来
(Wikipediaより)でもあるらしい。
 ちなみに、餅には「四里餅」との焼き印が押されているが、その字の向きによってこし餡か粒餡か区別ができるようになっている。


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 ま、そんな蘊蓄はさておき、“花より団子”

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 山を下って反対側に行くと、湿地がある。ラムサール条約を出すまでもなく、湿地帯にある生態系の重要性を目にした。
 蛙と聞けば、普通にいるものと思いがちだが、今や絶滅危惧種に指定されるものもいる。ここではモリアオガエルやヤマアカガエ
などが見られるらしい。他にもわずか7gしかないカヤネズミという小動物もいるとのこと。来る途中にも希少になったギフチョウやカントウカンアオイという植物の話も聞くが、私たちはその多くを「チョウ」とか「草」と一般名詞でしか呼べない。それも絶滅危惧種に追いやるひとつの理由であるように思えた。

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 天覧山山頂で撮った集合写真。
 
 ツアー終了後、地元の蕎麦屋に入って、みんなから感想を聞く。一様に「楽しいツアーだった」「また参加してみたい」と言ってはくれたが、「若者にはウケないかも…」と正直な意見も。
 授業でエコツーリズムの話をした時には、「経済的にはどうなの?」といぶかしがる意見が結構あった。“観光業”という以上、たしかにそれは無視できない。が、お金では計れない価値がここには回っている。観光とは、どうしても参加する側の視点でものを言いがちになるが、受け入れ側や企画する側の視点も併せた総体で評価すべきだと思う。そう考えれば、定年後にイキイキとガイドボランティアをする濱田さんと高沖さんの場があるということ自体に意義ある価値を見出せる。そうした価値だって無視できない。

 昨今、経済的価値だけで豊かさを見るGDPという指標の限界が囁かれている。フランスが幸福度を計ろうとする新しい指数を提唱しているのはその証しだ。
お金だけで物事を見ないという風潮が出てきたのは頼もしい。ただ一方で、先月のリオ+20で採択されるはずだった成果文書(宣言文)からは、日本やブータンが提案した幸福度指標は削られた。
 今はそれら価値観がせめぎ合い、どちらの方向に向かうのか、対話が必要とされるエポックメーキングにある。

 いずれにせよ、こうして学生たちと時間をともにするのは幸福なことだ。そんな風に考えた、学生たちとの「ちょっと前のこと」でした。

【余談】
 エコツアー開催の日は、娘の留守を妻に頼まれていたので、子連れで参加。だから、実はあまりガイドの説明を聞けていない。最初は見慣れぬ学生たちに緊張し、大人しくしていたが、時間が経つにつれ、飽きと母親がいないストレスからかワンワン泣き始め、すっかり体力を消耗したよう。
 ちょっと申し訳ないことしちゃったかなぁ…。

 ※写真は天覧山山頂にて
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コメント

門を跨ぐ足の話ですが、ちょっと
検索してみたら、宗派によってちがう、
とか、「進左退右」といって、入るときは
左で、出るときは右、とかありました。
また、中央は神様が通るところなので、
右からのときは右から、左からのときは
左から。。。などという説明もありました。
ま、どうでもいいようなことを、さも理由めいた
ことをつけて作法を作るのは、なかなか
文化的だなと感心しました。

 この時の説明は、あくまで“入る時”のお話でした。それと、森井さんが書かれてましたが、真ん中を通らず、端を通るようにも言われましたね。
 そう思うと、そうした“ルール”をわきまえず、幾度となく無作法なことをしてきたかと恐ろしくなりますね。

そうですか。なるほど。

石川さんは作法が好きなのかな?

私自身はちょっと苦手です。
福沢諭吉の若いときのようなことは、
勇気がなくてできませんが、
できる人には、あこがれます。

いえいえ、作法は好きじゃないですよ。「型にはまりたくない」なんていうクールな理由ではなく、ただただ覚えるのが億劫なだけなんですが。

作法は苦手なんですが、
その価値みたいなものは、
若い頃よりもずっと認めて
います。
うまくできてると思います。
ある種の必然性も感じます。

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