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2013年8月22日 (木)

ラダック訪問記④〜高地トレーニング!?

 今回の旅には3つの制限があった。
 
 まずは、前のブログにも書いたが到着当日に敷かれた「戒厳令」。ラダックは3500mほどの高地なので、それに馴化するために「とにかく初日だけはジッとしていてね」とはガイドのスカルマさんの言。それが優しさだと重々承知するのだが、修学旅行でいかに先生の目を盗んで悪巧みをするかという中学生の気持ちが40歳を超えても共感できた。


 2つ目は同じ理由で発令された「禁酒令」。これは初日のみならず、ラダック最後の夜を名残り惜しむパーティーまでお預けとされたので、さすがにこたえた。Img_6278
 実際には村滞在時にたまたま村民の三回忌があり、昼間から振る舞われたチャン
(大麦を発酵させてつくる醸造酒)を一杯いただいたが(右写真参照。要はどぶろくで手前のポリバケツに入っているのがそう)、パーティー前日のことだったので、私の“お酒史”において(闘病期を除く)おそらく最長の禁酒期間となった。

 3つ目が、「ジョギングは止しておいたほうがいい」令!?
 これは上2つほど厳しくはなく、あくまでスカルマさんからの忠告だったので、S氏はさっそく滞在二日目の朝
(つまり「戒厳令」解除すぐ)からジョグしていた。同じく高地だった昨年のブータン滞在時は引率者ということで控えたものの(ブログ参照「GNH:幸福度と真剣度」、S氏に刺激され、自分も村で2度ほど朝にジョギングを試みてみた。今回のブログでは、そのコースをなぞってみて、皆さんにも疑似体験してもらおうと思う。

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 まずはホームステイ先の玄関前。大麦畑の間を清流が流れる堰が一筋。ここで青空を仰ぎながら準備体操。

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 昨晩の交流会で舞踊を披露してくれた村のおばちゃんたちは、朝一番で広場の後片付けをしていた。申し訳なく思いながらも「ジュレー!」と挨拶を交わす。
 この時点では、体を起こすためと馴らすためにまだ優雅にウォーキング。

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 収穫間近で黄金色になった大麦畑の横をまだまだウォーキング。

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 清流が奇麗すぎて見とれる。もちろんまだウォーキング。

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 最初に村の人たちとご対面したところに出る。さすがにそろそろ走ろうという気になり、恐る恐る駆け出す。

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 村の小学校脇の道路。大通りに出るまでは幸いなことに下り坂。だから、意外に行けそうな気になっている。

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 走っているとこうしたストゥーパ(仏塔)にも出くわす。チベット仏教がちゃんと日常の中にある。

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 坂を下りきり、大通りに出ると、濁流のインダス川とぶつかる。

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 山肌が朝日に照らされ始める。この度合いで時間の経過を感じるのがなんともいい。
 ただ、それとは対照的に道路工事のためのダンプが我が物顔で走り抜けていく。ここは地政学上の要衝であり、中国やパキスタンはインドがこの道路を拡張していくことを快く思っていない。
 また、レーから続くこの道は、村の人たちの生活も変えようとしている。それが“良く”変わることなのか、“悪く“変わることなのか、「通過者」である私たちは無責任に予測はできない。

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 スカルマさんが"Local Bridge"と呼ぶところで区切りがいいので折り返し
(ただし、ここはまだ走り始めて1kmほど…)。さすがにこの橋を渡ってみようという気にはならない。

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 振り返って来た道を見るとこんな感じ。ラダックらしい壮観な景色。

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 岩をも貫く落書き? ハートマークを描き、愛を誓うのは万国共通。あらかた成就しないのも万国共通か?(笑)

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 山肌がだいぶ照らされてきている。そんなに距離走ってないのになぜだ? ちなみに時計を見るとキロ6分超のペース。これはサロマ湖100kmウルトラマラソンに出た時の終盤のペースに近い…。

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 皆さんには平坦に見えるかもしれませんが、少々の上りが結構きつい。息もきつい。

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 リクツェ村0km地点(起点)の標識。
 白状しよう。ここに来るまでに苦しくて一度歩いてしまった。

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 もうひとつの橋が見えたので、これまたいい区切りと早くも折り返す。まだ2kmにもなっていない。

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 この橋の脇にもイタズラ描き。見えづらいが、"Always alert AIDS is killer"と。
 意外だったがラダックでもエイズは社会問題になりはじめているよう。リクツェ村の保健センターで聞くと、ここではまだまだのようだけども。

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 畑仕事をしている人たちの牧歌的な風景が苦しさを和らげてくれる。

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 本道から外れて砂利道へ。ホームステイ先へのショートカット。
 このルートは、この前の日に遭った少女から(間接的に)教わった。

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 途中からは砂利道からも外れて、
最短距離で「オアシス」を目指し、崖を昇ることになる。

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 ここが「オアシス」。近くの人が洗濯物などをしに来るところ。ホームステイ先では隣りに家を新築していたが、そこへ出稼ぎに来ていたネパール人も前日ここで歯磨きをしていた。
 この水はうちらも飲めるものでヒマラヤの雪融け水。ひんやりしていて美味い! 「南アルプスの天然水」なんぞ足元にも及ばない正真正銘の「ヒマラヤの天然水」。当然ここでのどを潤し、頭から水をかぶる。
 ただし、走ったのは2〜3kmほどで、時間にして20分弱。これでもういっぱいいっぱい。

 前の日の朝、ここで洗濯をしていたらノートを片手に持つ少女がさっきの崖を駆け上がってくる。「学校に行くの?」と訊いたら、健気に「うん」と頷いてくれた。彼女は毎朝ここを「通学路」として歩いてくるのだろう。
 ほんの一瞬の会話だったがあまりに実直で好印象だったので、思わずカメラを向けた。学校に通う自然な後ろ姿を撮りたかったが、気配を感じたのか、こちらをキリッと向き直し、なおかつ「気をつけ!」をしてレンズのほうに微笑み返した。本当に実直である。

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 ヒマラヤの雪融け水でサッパリした後、家に戻る。部屋に入るまで誰ともすれ違わなかったはずなのに、戻った瞬間、家人が現れ、温かいチャイを魔法瓶で持ってきてくれる。この“温かさ”がすべてに安堵をもたらせてくれる。
 お皿のビスケットは来た時から置きっ放しだが、湿度が低いので、何日経っても一向に湿気らない。

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 次回は、あの少女の通う学校(政府管轄)と他に見学した形態の違う学校2校(私立/NPO立?)について報告したい。

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コメント

早朝ジョギングのおかげでこちらも
三文以上の得でした。
旅先で朝散歩したりするのいいですよね。
走れるのは若い証拠。景色の単調なところは
ワープして、短時間でも遠くにいけますね。
興味深い風景や少女でした。

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