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グルメ・クッキング

2012年8月 1日 (水)

おいしいビール漬け

 飯能駅近くの街角に、屋台のような小さなチヂミ屋さんがある。中にいるのは、一見、いかつそうなお兄さんなのだが、話してみると柔和すぎて拍子抜けするほどである。
 一度、「こういうの、意外に売れるんじゃないですか?」と聞いたことがあった。チヂミ屋なんていうのはあまり見ないから、こちらは本心である。だが、「そうでもないですよ」と事実なのか、謙遜なのかは分からないが、いなされた。その答え方が
余計に柔和さを際立たせる。

 チヂミ屋だから当然チヂミを買いに行っているわけだが、ある時「ビール漬け」というサイドメニューが目に入った。1パックがたったの100円。安さも手伝って、興味本位で買ってみると、見た目は沢庵のよう。さっそく、その日の夕食時に食してみたが、これがかなりイケる! おいしすぎて、結局、その日の夕食中に夫婦二人でペロリと平らげてしまった。
 次に行った時には「これ、どうやって作るんですか?」と図々しくも教えを請うてみた。すると
「教えるほどのものではないですよ」とでも言いたげに、「いやぁ、ウチでは普通に出ていたもので…」とはぐらかされた。
 そりゃそうだ。たったの100円とは言え、客に家で作られては商売にならない。いくら柔和すぎるとは言え、タダで教えるほどバカではない。よっぽどそれを聞こうとする私のほうこそバカなのだ。

 以来、そこに行くたびにビール漬けを買おうとするのだが、いつも仕込んであるわけではなく、むしろ「今、品切れで…」とか、「まだ漬けたばかりで…」とお目にかかれないことが多くなってきた。
 まさか、私の厚顔無恥ぶりとバカさ加減に呆れられ、彼のブラックリストに挙げられたわけではなかろう。そうなると余計にあのおいしさに再会したく、とうとう自力で作ることにした。ちょうど、毎週とっている宅配の野菜に大根が続いたことと、妻の持っている本に「大根のビール漬け」のレシピが載っていることを発見したからでもあった。

 まずは、大根を適当な大きさに切り、ザルに並べて半日ほど天日干しにする。

Img_3453
 それを漬け汁の中に大根を入れ、浮かないように重しを乗せる。
 
※漬け汁(砂糖200g 酢大さじ4 塩40g ビール350ml 赤唐辛子1本)

 私の場合、ちょっと贅沢に恵比寿ビールで漬け込む。(こういうところでしか贅沢になれない小市民)

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 そしてあとは冷蔵庫に入れて、1週間で完成!
 
※参考:アズマカナコ『捨てない贅沢 東京の里山発 暮らしレシピ』(けやき出版)

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 さすがにチヂミ屋のお兄ちゃんほどおいしくはできなかったが、なかなかの出来映えだ。自分の手作りだ、というのを加味すれば、むしろ味はプロの彼以上のものと感じられるのだから、それでいい。コリッと食べて、「ああ、おいしい」と呟く、そういう“自作自演”というのは悪くない。皆さんも是非お試しあれ。