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書籍・雑誌

2010年8月25日 (水)

フード・ルール

 「こだわり」というほどのものではないが、ほぼ習慣的にチェックしている番組、雑誌がある。

 テレビ番組であれば、『情熱大陸』(TBS,日曜23:00〜23:30)、『爆問学問 爆笑問題のニッポンの教養』(NHK総合,火曜22:55〜23:25)、『美の巨人たち』(テレビ東京,土曜22:00〜22:30)の3つ。

 

『情熱大陸』は、極みにたどり着いた人たちの生きる姿勢に考えさせられ、自らの生き方を常に見つめ直すことになっている。その上で、自分も頑張ろうという気を起こさせてくれる。だから、日曜の夜に放送するのはディレクターの意図なのか、週はじまりの月曜日に向けて勢いがつく(火曜ぐらいにはすっかりなくなっているが…)。なにより葉加瀬太郎の「情熱大陸」(オープニングテーマ)や「エトピリカ」(エンディングテーマ)がいい! 流れてくると血が躍るのが分かる(笑)。
 ちなみに、『情熱大陸』のあとに、しんみりとBGMのように『世界遺産』を観るのが週の締めくくりとしては最高だったのだが、放送時間が変更になり、騒がしい番組になってしまったのは残念である。

 

『爆問学問』は、とにかく一線級の学者たちの物言いが楽しい。概ね出演するのは大学の教員だが、自分も含め、大学教員とはヤクザな仕事であり(もちろんいい意味でね♪)、社会の通常の流れからどんどん外れていったアウトサイダーであると感じる。そうでなければ、いい研究などできやしないのだ(自己弁護だろうか(笑))。
 太田光の鋭い視点にもいつも感心させられる。どんな分野の研究者にも対等に議論を吹っかけ、一家言あるというのは、ただのお笑いではないなと思わせる。モノの見方という点で、彼の視点を参考にしてはどうだろう。

 

『美の巨人たち』は、毎回、その番組構成で楽しませてくれる。「美術」を難しく考えている人は一度観てるといい。1枚の絵、1つの彫刻に、芸術家の人生模様や生き様が刻み込まれていることがよく分かると思う。観終わった後、この番組がヒューマンドキュメンタリーでもあることに気づくだろう。
 私が自分が担当するワークショップや講義で、時折、こうした芸術家や芸術作品の話題を取り上げるのは、そこに哲学が埋め込まれているからである。

 次に、定期購読している雑誌だが、、、前置き(テレビ番組紹介)が長くなったので、紹介だけ。
 環境とCSRと「志」のビジネス雑誌『alterna(オルタナ)』、イスラエル問題に精通したジャーナリスト・広河隆一氏責任編集の世界を視るフォトジャーナリズム誌『DAYS JAPAN』、そして日本発の「世界標準マガジン」『COURRIER JAPON(クーリエ・ジャポン)』の3つである。

 今日、ブログで取り上げたいのは、この最後に挙げた『クーリエ・ジャポン』である。
 もともとはフランスの雑誌で、海外メディアの記事を厳選して編集するというアイデアにヒントを得て、日本では2005年に創刊された。どうしてもアメリカ発の情報に偏りがちな日本において、そうでない視点で事象を見せてくれるこの雑誌の意義は大きい。『クーリエ・ジャポン』創刊の中吊り広告を目にした時、その編集ポリシーに大きく頷き、すぐにキオスクかどこかで購入したような気がする。海外記事だけでなく、ここに掲載している日本のジャーナリストやコラムニストの文章も一癖ある人たちばかりで、そういった意味でも新鮮な観点を与えてくれる。

 さて、今月号が昨日届いたのだが、巻頭特集が「世界一の集中講義」。表紙には「1日で分かる“カリスマたちの新理論” 知性を鍛える『白熱講義』」とあるので、このブログでも注目したマイケル・サンデル教授の『ハーバード白熱教室』人気にあやかってのことだろう。(余談だが、Amazonでベストセラーになった『これから『正義』の話をしよう』を出版した早川書房企画のマイケル・サンデル教授の講演に応募したところ、当選したので27日金曜日に六本木ヒルズに聴講しに行ってきます!)

 かなり本題に入るまでに字数を要してしまい、恐縮(今日伝えたいのはここから)。
 今月号をぱらぱらとめくっていたら、「講義」が1時限目から6時限目、そして放課後まであるのだが、「ランチタイム」の「食習慣改善」のページが目に留まった。

 講師はマイケル・ポーラン(Michael Pollan カリフォルニア大学バークレー校教授で、環境ジャーナリスト)。講義名が「米国人の体の大部分はトウモロコシでできている」だ。ここで紹介されている彼の“フード・ルール”が非常に的を射ている(気がする)ので、紹介しよう。(※印は補足説明が必要だと思ったところ)

 1.パンは白いほど早く死ぬ

 2.「低脂肪」「無脂肪」食品は食べない
  ※脂肪分を取り除くと味が落ちるため、糖分や添加物で調整

 3.4本足(牛・豚)より2本足(鶏)、2本足より1本足(キノコ類)

 4.大型の魚は避ける
  ※乱獲で絶滅の危機にある上、水銀含有量も多い

 5.フェイク食品は食べない
  ※“バターもどき”のマーガリンなど

 6.牛乳の色が変わるようなシリアルは食べない

 7.ドライブスルーで買えるものは食べない

 8.おかわりはしない

 9.商品名が万国共通のものは食べない
  ※ビッグマック、プリングス、チートスなど

 皆さん、これを見てどう思われただろうか? ドキッとする項目はなかったですか? 私は、「牛乳は脂肪分があるので、あまり大人が飲んでいはいけない」というようなことを聞いていたので、「低脂肪」「無脂肪」食品を比較的選んでいました。昨日もスーパーで無脂肪牛乳をかごに入れちゃいました…。

 ただ、あまり厳格になりすぎず、まずは食事を楽しむことですよね。いまや、米国人の19%が車の中で食事をとっているのだそうですから。

【参考】
マイケル・ポーラン(ラッセル秀子訳)『フード・ルール 人と地球にやさしいシンプルな食習慣64』 東洋経済新報社 ¥1,365